守る会の自主的グループ活動リフレッシュ会が、平成27年3月7日~8日の二日間、倉敷市山陽ハイツで行われました。岡山駅西口13時に集合し、小雨の中送迎バスにて一路倉敷に向かいました。14時過ぎに山陽ハイツに到着、現地集合の方と合流して、県内18名の参加となりました。
 研修室にて、昨年10月に行われた「守る会岡山60年記念行事」で制作したDVDを鑑賞して、60年前に起こった森永ひ素ミルク事件について語り合いました。乳飲み子を抱えて、病院に殺到する親たちの血のにじむような苦労、当時ひ素の含まれる薬品の使用を止めなかった厚生省の役人、ひ素ミルクで苦しんでいる患者を見捨てようとした大学教授や医師、14年目の訪問を見ても明らかなように、ひ素ミルク患者を救おうと、ご尽力された大学教授・医師・養護教諭・保健師・弁護士の方々、誰が正義の行動をしたのか、誰が悪の行動をしたのか、このDVDを見れば一目瞭然です。
 60年経った今もひ素ミルクの後遺症で苦しんでいる人の事を思うと、絶対風化させてはならない、後の世に語り伝えなければならないと思いました。私は、このDVDは被害者の方以外にも多くの方々に、是非見ていただきたいと思います。
 歴史学習終了後、みんなで軽い健康ストレッチをしました。その後、場所を山陽ハイツ本館に移動して、暖かいお風呂に入り疲れを癒しました。夕食では、皆さん久しぶりの再会に、話に花が咲きました。
 夕食後は、カラオケでみんな歌手顔負けの歌を披露してお開きとなりました。翌8日は、朝食後に解散となりました。短い時間でしたが、楽しく実りある一泊二日のリフレッシュ会になりました。
 今年は、6月21日に岡山市の山陽新聞本社に於いて、守る会全国総会が盛大に開催されます。皆さまのご協力をお願い申し上げます。
岡山県本部常任委員  入江 弘
有意義だったリフレッシュ会